新築やリフォームで、新しい給湯器を購入するときにリモコンまでチェックする人は少ないと思います。
一般的に給湯器の耐用年数は10年。これはメーカー推奨の交換時期なので、新築の時から20年ぐらい壊れずに使えているお宅も多いと思います。
給湯器って、見積や仕様表にはメーカーと品番が文字だけで書いて、
実際にどんな見た目なのか調べずに購入してしまいがちですが、
実際に家ができあがると、毎日ばっちり見える位置に取り付けされたりして、
気になっても後から簡単には変えられないので後悔に繋がりやすいのです。
今回はタイトルがそのまま言いたいことになりますが、
給湯器を本体の機能ではなくリモコンで選びたいよ!という方には
ノーリツのスマートリモコンがオススメです。
給湯器の三大メーカーは、リンナイとノーリツ、パロマ。
国内のメーカーで有名なのはリンナイ•ノーリツ•パロマ。
東京ガスなど、ガス会社でも扱ってますが製造元はほぼこの三社です。
この3社は、給湯機だけではなくキッチンのガスコンロも作っているので、ライバル関係。
一番有名なのはリンナイで、
リンナイは創立100年に近く歴史のある会社です。
リンナイのリモコンは床暖房の有無でデザインが変わる
そんなリンナイからまずはご紹介。
リンナイは歴史のある会社なので、ネット上や業界内では「ノーリツは壊れやすい」とか
「リンナイの方が安心」との声もあって信頼性で比べると一番。
(これ、水回りのTOTOとLIXILも同じような関係にある気がします…!)
そもそも給湯器の機能は水道水をお湯に温めることですが、
お風呂やキッチンだけではなく「ガス式」の床暖房にも使うことができます。
ガスの床暖房は、床の下にある温水パネルにお湯が流れていて熱が床材に伝わることで
床を温めています。
床暖房とリモコンがなぜ関係するのか?と思う方もいると思いますが、
ガス式の床暖房を使う場合、ガス給湯器を”床暖房対応品”にする必要があります。
リモコンも床暖房の有無で見た目が変わってしまうのです。
リンナイ製は、床暖房ありの機種のリモコンと床暖房なしの機種で、
デザインが全然違うのです。
床暖房ありのリモコンは、割とシンプルでグッドデザイン賞も取っています。
ちなみに液晶の部分の数字はお湯を出していない時は消えているので、
上の写真より実際に取り付けた状態の方がスッキリ見えます。
ところが、床暖房なしの場合の標準リモコン…はこちら。
もうちょっと頑張ってくれ!と言いたくなるようなデザイン。
もちろん、リモコンなんて何でも良いよーという人もいると思いますが、
これだけデザインに凝った家電が多い中、
設置する場所が来客から見えにくい場所にあったとしても
給湯器リモコンのデザインにはこだわりたいですよね。
リンナイのシンプルリモコン
リンナイもシンプルリモコンもあります。
リンナイの給湯器を選ぶときは、値段も同じなのでこっちのリモコンが断然おすすめです。
購入するときにしっかり指定しないと、
シンプルリモコンではなく標準リモコンになってしまうので要注意です。
ガスの床暖房対応の給湯器には、このリモコンは使えないので注意が必要です。
最新リモコンは無線LAN&アプリ対応
余談ですが、2020年時点での最新リモコンは、床暖房の有無に関わらず
給湯器が無線LANにつなげられるタイプがあります。
こんなことが出来ちゃいます▼
冬の床暖房セットは役に立ちそう・・・
床暖房って立ち上がるまで結構時間かかるんですよねー。
ノーリツの給湯器リモコンはシンプルで家に馴染みそう
後発のノーリツ社ですが、リモコンのデザインに力を入れているのか
リモコンのデザインが複数あります。
ノーリツの標準リモコン
標準はこんなかんじ。
リンナイの標準リモコンと比べると、使われている色数が少ないのでシンプル。
ただ高齢者や小さい子には赤や青の色がある方が押し間違いを防げるので、
家族構成も含めて注意が必要です。
同じデザインで、リンナイと同じように無線LAN対応品もあります。
ノーリツのスタイリッシュリモコン
ノーリツのオプション品のスタイリッシュリモコンは、こんな感じ。
台所リモコンは方は照明のスイッチとほぼ同じサイズなので、壁に並ぶと本当に目立たなくなります。
電源を切ると温度表示なども消えるので、スッキリ。存在感のないリモコンです。
(これだったらむしろ見せたい!となりそうですが。)
ちょっとボタンが少なすぎて慣れるまでに時間がかってしまい、
高齢者向きのリモコンではないので注意が必要です。
ノーリツのシンプルリモコン
デザインも譲れないけど、誰にでも分かりやすいデザインを求めている人には、
シンプルリモコンがお勧め。
個人的にはデザインは標準品の方が良いと思いますが、
アイコンが付いている分、操作の分かりやすさはシンプルリモコンに軍配が上がりそう。
ノーリツのオプションリモコン(エコスイッチ付)
更に「オプションリモコンRCJ-100シリーズ」タイプは、
見やすい表示と自動で節湯してくれるエコボタンがついています。
何種類もリモコンがあるのもノーリツの特徴ですね。
パロマにもデザインリモコンありました。
パロマの給湯器は、フェリモというリモコンのシリーズがあってかなりシンプル。
以前はこちらが標準だったんですが▼
このタイプは現在(2020年8月)は、台所と浴室で通話できるタイプ用のデザインに使われています。
(フェリモリモコンは通話不可)
パロマのフェリモピュアは、ノーリツのスタイリッシュリモコンの台所用と同じように照明スイッチのサイズとほぼ同じ。
カタログやWEBの写真だと温度表示の部分が白くなっていて、
実際にはどんな色なのか気になるところではあります。(肉眼で見てみたい)
ちなみにちなみに、
パロマの給湯器にも無線LAN対応リモコン、ちゃんとありました!
きっと数年後には無線LANが当たり前になるんでしょうねー。
使えない機種もあるので確認が必要
各リモコン、給湯器の機能によって使える物、使えない物があるので採用する際は必ず工事会社さんに確認をとってみてください。
給湯器は工事会社におまかせという人が多いので、しっかりとこのリモコンが使いたいと伝えることも大事です。
【追記】最初に記事を書いた2019年から、
書き直した2020年8月の1年の間に無線LANリモコンが各社拡充されていて給湯器の進化を感じました!
スマートスピーカーに繋げられる機能や、離れた高齢の家族の安否確認のためにお湯はり状況をスマホで見守れる機能などもあるので、気になる方は是非チェックしてみてください。