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【完全独学】インテリアコーディネーター二次試験の勉強法&推し道具紹介!

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2022年の12月、インテリアコーディネーターの二次試験を受けて合格しました!

一次試験は知識を問われるマークシート式で資格試験によくあるタイプの試験形式ですが、二次試験は論文とプレゼンテーションの実技試験。毎年約9000人が受けて、合格者は2,500人程度です。

一次試験は前年に合格していて、今年は二次試験を受験しました。
(去年は二次試験が産後すぐだったので見送りました)

どの年も必ず平面プランがあり、その他にパース・アイソメ図・展開図・家具図のうちの1~2種類の図面を求められます。
手描き図面だし、毎年必ず色鉛筆を使った着彩もあるので、隙間時間や移動時間に問題集を開く勉強法が通用しませんでした。

そこで私が試行錯誤した独学対策法をご紹介します!

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まず揃えたテキスト三冊

私が用意した本は三種類。過去問、予想問題、製図の基礎の本です。

これが基本の過去問題集


基本の対策はハウジングエージェンシーの10年分の過去問を使いました。
論文もプレゼンテーションも10年分載っています。


過去問は毎年5月頃に前年度分が含んだものが発売されてます。

2023からは一次試験はコンピューターで受験するシステムになるそうですが二次試験は従来のアナログ方式なので来年以降もこの本で間違いないと思います。

こちらの過去問の良いところは、
・本番に近い3つ折りの回答用紙がついてて、本番の形式になれることができる
・模範解答だけでなく解説が詳しく載っている

です。独学でプレゼンテーションの対策をしていると「とりあえず描いたものの、これが合格する出来なのか分からない」となるので、この本の解説を読んで次に活かす事だけが頼りでした。

過去問が終わったら予想問題


予想問題も購入しました。
ネット上では「過去問を繰り返し解くだけで合格する、予想問題は不要」という声も目にしました。

私も1次試験では予想問題集は購入せず過去問のみを使っていました。

でも二次試験では二周目には模範解答のプランを覚えているし、それではプランを考える練習にはならないので過去問を一度解いたあとは予想問題を解くことにしました。

それに、二回解こうとすると解答用紙を最初にコピーしておくか、自作する必要があってかなり面倒・・・!

パースや図面の基本の本もおすすめ

同じ出版社が出している本で、はじめてのインテリア製図の本もあります。

平面図の基礎の「実線・破線・1点破線」や「太線・中線・細線」の使い分けから、パースの立ち上げ方、着彩(色鉛筆での色塗り)のコツまで丁寧に解説されていて初心者でもわかりやすい本です。

インテリアコーディネーターの二次試験では、平面図の解答用紙に外壁の線が書いてあるし、パースならグリット線や消失点が印刷されているので、この本に書いてある前半部分は試験対策としては必要ないし、すでに図面やパースの基礎を学んだことのある人には後半も不要だと感じました。

私はパース、とくにアイソメ図がどんな手順で描いたらいいのか全く分からなかったので、この本はメルカリで入手しました。

(他の二冊は新品)

おそらく資格学校で出版元のハウジングエージェンシーがこの本をテキストとして試用しているようで、メルカリに安く大量に出品されていました。

講義を受けたであろう出品者さんの書き込みがあって、その書き込みが参考になりました。

製図道具で必要なもの、不要なもの

次に製図道具について。試験元から持ち込める製図道具が公表されているのですが、全て必要というわけではないのでネットの声も参考にしながら当日持っていくものを絞り込みました。

用意した製図用具

持ち込み可能な道具として公式に載っているものは以下の道具。
使ったもの、使わなかったものを分けて紹介します。

【持って行って、実際に使ったもの】
・筆記用具(シャープペンシル・消しゴム)
・ヘキサスケール(直定規と三角スケールの機能のみを持つもの)
・型板(テンプレート)の円定規だけのもの
・字消版
・製図用ブラシ
・色鉛筆(18色以内、色の選択は自由)
・三角定規
・直定規(30cm以内)


【持っていったけど、使わなかったもの】
・ミニ鉛筆削り
・鉛筆

【持っていかなかったもの】
・勾配定規
・コンパス
・三角スケール

練習で使わなかったので、勾配定規・三角スケール・コンパスは持ち込みませんでした。
三角スケールは使う人が多いと思いますが、ヘキサスケールで代用しました。

直定規(一般的な定規)と三角定規は、平面図の床の線を描くときだけ使いました。パースが出題されれば活躍したのですが、2022年は平面図と家具図の出題でした。

説明にないけど持ち込んだもの

その他に用意したものは、筆箱です。
筆箱は本番で机の上に出しておいて良いものなのか当日まで分かりませんでしたが、当日机に置いたままでも試験管からの注意を受けませんでした。

当日はここに色鉛筆、消しゴム、鉛筆削りも入れてました

ペン立てのように使えるものです。正直デザインはあんまり気に入ってないけど、小さいポケットが便利だしこれ以上のものが見つからない!笑

(でも調べたら色や生地は私が買ったときより増えてました!)


そもそも筆箱がないと当日の狭い机(当日のことは後述します)で色鉛筆が転がって落ちること間違いなしでした。何も言われず、周りの人も筆箱を使っていたのでホッとしました。

それならインテリア産業協会は筆箱もOKと説明文に書いてほしいです。

そのほかには細々としたものを入れるプラケースも用意しました。

ケースは透明である必要もないけど、筆箱に入らないものは練習の時からこのケースに入れていて、当日もカバンの中に入れていました。

ケースは家に元々あって物で、100円ショップに売っていそうなクオリティのやつです。

推しアイテムはヘキサスケール

三角スケールと直定規を兼ねているのがヘキサスケール。縮尺のあるメモリがついた定規です。これがとても役に立ちました!

ヘキサスケールと、上は消しカスをはらうブラシ

なぜ三角スケールを使わないかというと、三角スケールはあくまでも縮尺図面の長さを測るものであって線を引くものではなく、線は直定規に持ち替える必要があるのです。

平面図に家具を書くときに、三角スケール⇆定規と何度も持ち替えるのは時間のロスになるので、途中からヘキサスケールを購入しました。

ヘキサスケールは15cm程度のものが多いのですがインテリアコーディネーター試験には15cmサイズが小回りが効いて便利でした。

平面図は毎年縮尺が50:1なので、暗算ですぐに計算できればヘキサスケールも三角スケールも不要です。

平面の1/50の縮尺計算(例1500mm÷50=3cm)は何とかなっても、家具図などで1/30や1/20は暗算に時間がかかったのでヘキサスケールで測った方が早かったです。

直定規だと方眼がついていてヘキサスケールにはなかったのでそこだけ不便でした。

色鉛筆と色選び

私が使ったのはファーバーカステルの水性色鉛筆60色セットです。ここから17本を選びました。

元々持っていた物で、割と良い(高級色鉛筆と呼ばれるメーカー)ので、IC試験のために色鉛筆買うことはなかったです。

私は途中で着彩がうまく出来ずに苦戦して色鉛筆を買い直すことも頭にチラついたものの、買うならネットショップではなく実物を試してから選びたくて、大きな文具屋に行く暇もなくファーバーカステルのまま当日も使いました。

この色鉛筆、着彩後に水筆で撫でると水彩画のように溶ける(?)水性の色鉛筆で、油性の色鉛筆と実際に着彩して比べてみたかったなーという後悔はあります。単純に着彩の実力不足かもしれませんが、不合格だったら色鉛筆は見直そうと思っています。

色鉛筆でよく言われているのは、安いもの(100円ショップなど)は絶対にNG!

そして18色まで持ち込めるからといって18本入りのケースをそのまま持ち込むのではなく、よく使う色だけをピックアップする。例えば床色の茶色は2.3種類など同系色を何本か用意して塗り分ける必要があります。

私が選んだのは写真の色 ↓

実際に使ったのは上の写真の11本でした。

二枚目の写真は、過去問などで使ったので持っていきましたが使わず。18種類までとあって17本持って行きました。

製図用シャープペンシルと芯

太線・中線・細線のかき分けは、同じ太さ(0.5)のシャープペンシルで線を太さをかき分ける方法と、別の太さのシャープペンシルを使う方法の二種類があります。

線を引くスピードを変えて太さを書き分ける自信はなく、3種類の太さのシャープペンシルと芯を用意しました。
基本は0.5mm、文字は0.3、断面などの太線は最後に上から0.7を使ってなぞる…という戦法でした。

STEADTLERの物です。
シャープペンの下の方につけた、フェルトのようなカバーが役に立ちました。
この商品名忘れちゃいました・・・!

IC試験は特に論文のときに急いで文字を書いて指が痛くなるので、あると疲れにくかったです。

ちなみに太線用と中線用は製図用のシャープペンですが、細線の0.3は壊れてしまっていてスーパーに売っていた一般的なシャープペンシルを買いました。振ると芯が出てくるタイプで便利なのかもしれませんが慣れてないので使いにくかったです。

私の勉強法

私は育休中なので仕事はなかったですが、赤ちゃんと5歳児がいて平日昼間はまったく何もできず、夜も疲れて寝てしまったりして週に1度くらいしか勉強時間を取れていませんでした。

最後の1ヶ月間は焦りが出てきて週末の土日どちらかのみ夫に育児を頼んで追い込みをかけました。

IC試験は1次が10月で、2次試験は12月なので間の期間が2ヶ月と短いです。
更に、一次試験の合格発表は11月なので合格通知を受け取ってから対策を始めると1ヶ月しか時間がありません。

でも、建築士試験のように実務経験や学歴が必要なわけでもなく誰でも受けられるし、二次試験の合格率は50パーセントを超えているので、仕事が忙しい人だと特に時間がないように感じますが、休日の大半を試験勉強にあてれるなら2ヶ月で何とかなるように思います。

初学者でも、グリット線が描いているので難易度がぐっと下がると思うんですけどね。
(アイソメ苦手なので偉そうなことは言えないけど)

私が二次試験対策にあてた時間はおそらく80時間程度で、図面は過去問10回分+予想問題は5回分解きました。

勉強法、道具、必要な本などを検索

まず過去問を始まる前に「インテリアコーディネーター二次試験 勉強法」などで検索しまくりました。
先にイメトレをして全貌を掴んでから取り掛かりたい性格なのです…!

論文は5回だけ対策

論文については「簡単」「何か書いておけば受かる」「配点が低い」と言われているのですが、600字を数十分で書くのがそんなに簡単とは思えず、一次試験の対策をしている頃から漠然とした不安がありました。

そこで製図より先にまず論文の過去問を解いてみると、2,3回解いた時点で少しコツがわかってきて不安が消えていきました。

論文対策で感じたコツはこのような感じ ↓

・書かれているのが知識なのか、顧客へのアドバイスなのか、業務の進め方なのかで同じテーマでも書き方や内容は違う

・キーワードごとに段落に分けられるよう、問題を読んだらブレインストーミングのような事を行う

・論文は下書き用紙が配られるようですが、下書きしている時間はないので10分でブレインストーミングをして、そのあとは直接回答用紙に描き始めて、目標30分・制限40分とする

・マス目が埋まらなかったら蛇足の文を最後につけたす(そのほかにも〇〇や〇〇といった方法もあります、というような結びの文を膨らませる)→こんな事では減点になる可能性もあるけど、とにかく550文字以上にするために悪あがきすることも大事かなかと。

・普段スマホやPCばかりで簡単な漢字すらあやふやなのでよく使う漢字はいくつか練習(笑)、本番は思いつかない漢字は言い回しを無理やり変えるか平仮名で書く。

論文の過去問の模範解答には思いもつかない知識が書いてあるし読みやすくまとまっていたので毎回焦りましたが、論文は配点が低いらしいので、埋めておけばなんとかなるという気持ちで挑みました。

試験直前には、今年の予想はSDGsやユニバーサルデザインが出るのでは?と予想しているYouTubeチャンネルがあったのでSDGsは一応チェックしました。

(インテリアコーディネートとSDGsはあまり結びつかないけど、廃材を使った家具とかリサイクル法だとか)

論文はトレース(模範解答の書き写し)を2回したけれど、図面のトレースと違ってあまり意味がなかったように思います。
その後は論文は自力で解いてから模範解答と解説を読むようにして、5回行いました。

予想問題集の論文問題は時間切れで全て解き切れませんでしたが、解説だけは全て目を通しました。


図面やパースは過去問トレースから

図面やパースの練習は、最初に過去問の平面と展開を1回分、パースを1回分トレースしました。
パースはYouTuberさん(トミーさんとヤモリさん)が過去問を描いている動画を観て一時停止をしながら自分もトレースをしました。

本で「パースは手前から立ち上げて」と書いてあっても実際に手を動かしている動画を見ながら自分も手を動かすまでは描き方がピンとこなかったです。アイソメ図は特に、丸腰で挑むと頭の中がハテナでいっぱい。

トレースをした時点で「この試験は内容の難しさよりも時間との勝負だ」と身にしみました。

過去問を10年分を、最初は時間を測らず→慣れたら時間内で解く

制限時間をタイマーで測りながら図面を描いてみるのが正解だと思いますが、最初の数回は時間切れでモチベーションが下がるのが予想できたので時間は測らずに作図しました!

作図を終えると、模範解答を見て解説を読みながら自力で赤ペンを入れていきます。
次回に活かせるように間違えたポイントは問題集の表紙の裏の無地の部分に書いて何回も見返しました。

当時のメモに書いていた、図面に記載を忘れたことはこんなかんじ ↓

【平面】カーテン・照明器具の名称・背の高い家具の断面・家具の開閉記号・床の仕上げ
【展開図】壁天井の仕上げ材・カーテン・窓の寸法・開閉記号
【家具図】開閉記号・収納してある物の表現
【パース】パースには開閉記号はいらない・壁に色を塗っていない

そして少し慣れてきてから、今度は時間を測ってチャレンジするようになりました。試験時間は180分で論文が40分と決めたので、残りは140分。

最後に見直し10分を取りたいので、平面図+他の図面にかけられる時間は120分。


パースやアイソメ図が出る年は、平面プランは比較的時間を描けずにかけるように問題がシンプルで家具も少ない傾向を感じました。
なので120分のうちのどれだけの時間をエスキース(平面プランを考える)や平面図にあてるかの配分は、出題によってかわりました。

毎回1時間で平面プランを確定させて平面図を終わらせることを目標にしていましたが、難しくて最初は120分では未着彩のままということが多かったし、パースやアイソメ図が出たら未完成で時間切れということも多かったです。

IC試験の言い回しにも慣れてくる

最初の数回は作図中に「これはどうしたらいいんだろう?」という疑問点もたくさん出てきました。

たとえば・・・
・展開図の扉を書くときは枠の厚みは書くべきか? →模範解答では不要
・展開図の「主要な高さを書け」とは?どこまで書くのか? →家具の高さ
・展開図の中の開閉記号は必要なのか? →必要
など。

独学で質問できる相手がいないので解説に書いていない事はネット検索で都度解決して、そのうち問題文の言い回しやパターンに慣れてきました。

まず、その年によって図面に要求されている記載事項に違いがありました。

たとえば平面図の家具は「名称」だけ文字で記載すれば良い年もあれば、家具寸法が必要な年もあるし、平面以外の出題がパースの時は平面図は要素が少ないことがわかりました。

照明計画は不要な年もごくたまにあるけど、よくあるのは「天井照明は破線で・ブラケットやデスクライトは実践で書きなさい」でした。

床の色は樹種の指定がなくても「明るい雰囲気」とあるときは明るめの茶色、「モダンな雰囲気」だとフローリングではなくタイルを使うなどの模範解答パターンも見え来てます。

次に予想問題

過去問を一周終えてから予想問題へ進みました。

前年(2021)の出題は平面図と家具図だったので、予想問題2022は近年出題されていないアイソメ図が多いのかな?と思いきや、パース・アイソメ・家具図・展開図がバランスよく掲載されていました。

既に自分の苦手はアイソメだと分かっていたので、解答用紙にアイソメ用のグリット線が入っているものから解きました。予想問題に着手したのが遅かったので、時間的にすべて解ききることが出来ないと悟ってました。

ところでアイソメが得意な人、居たらほんとーーーーに尊敬します。
4回分描きましたが、難しすぎる・・・

この頃(試験の2,3週間前)には「何分オーバーした」ではなく「180分でここまでしか出来なかった」となるよう、タイマーを使った練習に切り替えました。

実技系の試験は慣れていないし、論文を合わせて3時間も集中し続けるのが結構大変でしたが時間を測って焦る癖を付けたのは大正解でした。どれだけ目が疲れて手が痛くなるのかも分かりました・・・!(歳も感じます)


☆対策期間のあいだに効果があったことは別記事にまとめました

予想問題は3回分残したまま、当時を迎えました!

当日のあれこれ

筆記試験じゃない試験は英検の面接くらいしか経験ないので妙な緊張感がありました。

当日持っていったのは道具以外には、自分のミスをまとめたノートです。
一次試験のときよりも、年齢層が少し高めで男性も多いように感じました。一次試験は20代っぽい女性ばかりでした。

試験会場は大学の教室だったのですが、当日は横長の三人掛けの机を両端二人が座る列と、真ん中に一人だけ座る列が交互になっていました。
私は運悪く2人で座る列。しかも、椅子が固定されていて自由に引いたり出来ないタイプなのも不便でした。

一次試験は同じ大学が会場だったのに、フリー机・フリー椅子で机の大きさも二次試験より大きかったので納得いかないです!
二次試験の机の長さは一人分の幅が60cmくらいだったので全部で180cmで、二人で使うので90cm程度。
広くはないですが許容範囲でした。でも奥行きがなんと40cmーーー!狭すぎ。



問題用紙と三角定規や筆箱を置くとギチギチなのに、受験票を机の端に置く指定もあってストレスフルな環境でした。

問題と一緒に、噂の下書き用紙が配られたけど、これは一切使うことはなかったです。
試験管は二人。一人は教室の黒板前で説明をし、試験中もずっと前にいて動きませんでした。もう一人は試験用紙を配ったり、回収したり見回りしていました。一人しか席に回ってこないから、色鉛筆が何色か・テンプレートが丸のみかなどはほとんど見ていないような気がします。笑


 
予想外の平面図+家具図の出題!

先に解答用紙が配られました。A4サイズが3枚連なったサイズで、図面が左2枚分、右が論文用紙で折られていて図面の左半分が見える状態。

問題は見れませんが、この時点でもう平面図が過去問とくらべて広い面積あることと、論文用紙から透けて見えるのが家具図か展開図のような小さめのグリット図だったので「やったーアイソメじゃない!!」と気づきました。苦手なので本当に嬉しかったです!

あと解答用紙に名前と受験番号を書くのを忘れないようにしよう!!と思っていましたが、試験開始前に「受験番号と名前を書いてください」と試験管からの親切なアナウンスがあったので名前書き忘れで失格になる人はいないと思います。

問題は図面→論文の順だけど、ちまたでは逆から解くのが良いというのが言われていて、私も論文から解きました。周りの雰囲気(鉛筆の動くスピードなどでまるわかり)だと、図面→論文の人も結構いたので半々くらいの印象でした。

自分は隣の人が先に図面を解いていたので、ペースを気にすることなく出来て良かったです。

ちなみに隣の人は男子大学生のような風貌で色鉛筆を箱ごと持ってきていて、途中で寝始めたので驚きました。
一次試験は時間足りて途中退出する人もいたけど、二次試験は誰もいなかったのですが、寝る人がいるとは・・・!
製図ブラシを持ってたし建築勉強している人なのかもしれないけど、やる気がないのかかなり出来る人なのかどっちだろう?

で、アイソメではなく平面と家具図なので余裕かも・・・!とおもいきや、論文のテーマが「カーテンでの防寒対策」でした。
「生地選びと吊るし方について段落を分けて記述せよ」と指定があり更に苦戦しました。600字も書くことがなくて、特に生地についての知識は一次試験の内容なんだろうけど抜けていて200文字も掛けませんでした。
吊るし方についての記述を無理やり広げてなんとか550文字以上埋めましたが、目標は30分以内だったのに40分かかりました。

図面は、家具図はシンプルでしたが平面図は床目地の幅指定があったりデッキスペースがあってかなり時間がかかったので、着彩するころにはかなり焦っていて色を混ぜて二度塗りしようと思っていたけど一度塗りで時間切れ・・・!!

試験を終えて

この試験、終わったときは「まぁ一応時間内に終わったし、求められてることは描ききったぞ!」と思って開放感があったけど試験後に自己採点ができないのがもどかしいです。

あと答案回収のときにチラチラと他の人の紙が見えて、凄く綺麗に着彩までされている人がいたり、自分と全然違う配置になっている人がいるとその時点でちょっと焦りました。

帰宅してからも、自分のプランはどうだったのか?他の人はどんなふうに書いたのかが結構気になる。
ツイッターなどで検索してテーブルの位置や向きや、薪ストーブ周りの配置などの談義があってついつい見てしまいました。

帰りにインテリアコーディネータースクールのチラシを配っている人がいて「模範解答無料プレゼント」と書いてあるんですが、請求しようと思ったら受験番号や住所氏名電話番号など個人情報ががっつり必要だったので辞めましたーー。

そしてあれで良かったのか不安になるというループ!
1次試験ははっきり自己採点できるけど、この手の試験は採点がブラックボックスでよくわからないんです。

平面図は不安になったけど論文は苦戦している声が多くて安心したりしました。

でも合格率は過半数超えているので、きっと受かっているんじゃないかな?という謎の自信はあり、結果受かっていたのでホッとしました。

2023年以降に受ける人の何らかの参考になりますようにーーー!
 


  

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