こんにちは、中古マンションを購入、フルリノベーションして現在家族4人で暮らしています。
今回はTOTOの浴室について!
浴槽は一般的なユニットバス。ショールーム見学して決定しました。
住宅設備のメーカーは、基本的に予約制です。
私たちが家造りをしていた2019年はコロナ前でふらっと見に行くことも出来ましたが、案内は予約者優先。
コロナ渦では完全予約制になっているところが多く、現在(2024)はまた自由見学も可能になっているようです。
計画中の平面図を持って行くと見積書をつくってもらうことができます。
実際に購入するのは住宅会社や工務店からですが
ショールームの担当の方があれこれ説明しながら一緒にショールームを回ってくれます。
住宅会社さんによっては指定メーカーがあったり、取引できないメーカー、
割高になるメーカーがあるようです。
(リノベ会社系はそのあたり縛りがゆるいと思われますが)
浴室の種類とマンション
まず、浴室には3種類あります。
- システムバス(ユニットバス)
メーカーで製造したパーツを現場で組み立てる方法。大多数の住宅の浴室はこの浴室です。 - 在来工法の浴室
昔からある浴室の作り方で、壁や床にタイルを貼って作ります。 - ハーフユニット
浴室の下半分はシステムバス、上半分は在来工法で作ります。
浴室は床の防水性が求められます。防水性はシステムバスが一番高い。
在来工法は古臭いイメージもあるれど、タイル壁の西洋風の浴室だったり、ひのきなど木質系の落ち着く空間に
仕上げるできます。
でもシステムバスってよくできていて、防水性も高いし価格も安いし、
特にマンションだと在来工法にするなら徹底して防水しないと、床下に水漏れで下階の人に大迷惑になります。
というか損害賠償…?
ハーフユニットはその点、防水性とデザイン性の両立が出来るので浴室にこだわりたい人にはおすすめしたいです。
でもそれなりに費用はかさむし、我が家は色々こだわりたい事があったので浴室のこだわり度は低めでした。
TOTOの『マンションリモデルバスルーム』に決定
TOTOの浴室は大きく分けて、戸建用/マンション用に分かれます。
更にグレード高めのシンラと、それ以外に分かれます。
戸建用:シンラ(グレード高め)・サザナ
マンション用:シンラ(グレード高め)・マンションリモデルバスルーム
選んだ浴室はTOTOの『マンションリモデルバスルーム もっとひろがるWBシリーズ』というもの。
シンラはマンション用・戸建用共にグレードが高くて、浴槽に入ったときに頭を支えるヘッドレストがついていたり、壁をガラス貼にできたり、ジェットバスのように出来たり。
機能が多く、お風呂に癒やしを求める人向き。
他のメーカー(LIXILやPanasnic)のグレード高めのカタログを見ていても感じますが、
高価格帯の浴室は『長風呂好きが前提』の機能だなーと感じました。
うちは毎日子どもたちとバタバタと入浴して週1回でも一人でゆっくり入浴できれば嬉しい〜
そんな子育て世代には、マンションリモデルバスルームやサザナで充分かと。
(リクシルならリノビオやアライズ)
一般的なグレードでも、賃貸の浴室と比較すれば充分快適です。
ちなみに戸建て用の浴室も、マンションリノベで使用できることもあります。
リモデル用は周辺の壁を壊さずにお風呂のみのリフォームする場合にも搬入・組み立てができるように壁パネルなどが作られています。
浴室の床を支える脚の高さがマンションと戸建てで違うため注意が必要。
マンションに戸建てシリーズを選ぶと脱衣室の床から段差が出来てしまう恐れもあります。
我が家は1418という戸建住宅ではあまりないサイズだったため、
戸建て用のシリーズ(シンラ・サザナ)にはサイズがなく、必然的にマンションリフォーム用の浴室になりました。
浴室のサイズについて
戸建ては一般的に910mm間隔で柱があるため、浴室は910×910の4マス分にあたる1坪サイズの1616サイズ(1820×1820の内側に入る寸法)が一般的。
その他のサイズも、1.5坪タイプとか0.75坪タイプなどになっています。
マンションは、戸建てと比べるとサイズがバラバラなので様々なサイズ展開で用意されています。
ワイド浴槽と他の浴槽を比較
実は、浴槽が目当てでTOTOに決めたのです。
ワイド浴槽は使っている知人の話を聞いて、いいなーと思い始めました。
幅が大きくて、浴槽内にステップが付いています。
他のメーカーの浴槽と比較して紹介します。
TOTO
浴槽のメーカーをTOTOにした理由は、ワイド浴槽にしたかったから!!でした。
知人の勧めです。
ワイド浴槽は横幅が大きくて内側にステップが付いています。
浴槽のバリエーションはこんな感じ▼(2020年9月時点)
LIXIL
他の主要メーカーも調べてみました。
リクシル【リノビオV】はこんな感じ。
ワイド浴槽はあるけど、1620という広い浴槽のみ。(2020年9月時点)
個人的にはストレートライン浴槽が直線的でかっこいい。けどお風呂は丸いほうが寛げそうだなぁ。
おそらく人気なのはエコベンチ浴槽。ベンチがあることで湯量が少なくて済むので節水効果も高いです。
半身浴だったり、高齢者や足がつかない小さい子がいる家でも重宝しそう。
Panasonic
ついでに(?)パナソニックも調べてみました。とってもシンプルで2種類。
パナソニックの浴槽は、スゴピカ浴槽という素材。
実家のお風呂がこの素材なんですが、泊まりに行ってお風呂を洗ったら明らかに掃除しやすい!!
実家はリフォームするときに、工務店指定でほぼ全てパナソニックになったので、
特にこだわってスゴピカにしたわけではないと思うのですが、力を入れてゴシゴシしなくても汚れが落ちるので感動でした。
ワイド浴槽は最初に予定していた浴室サイズ(1416)では使えなかったので、そのために1418という20cm大きな浴室にプラン変更しました。
息子が当時2歳になる前でしたが、ショールームで唯一ワイド浴槽だけ自力で中に入ることができたので、
おもしろかったのか何度も入ったり出たりを繰り返していました。
素材はFRP!
FRPはプラスチック(樹脂製)なのですが、
これをグレードアップして人工大理石にすると定価10万円以上アップだったのでやめました。
まったく見た目も同じだったので。
今思うともうちょっと人工大理石も検討したら良かったかなー。
壁パネルは全面グレー
近年は分譲マンションなどで見かけるのは、壁一面のみの木目調アクセントパネル。
ですが、私は全面同色のグレー系にしました。
色の名前は【ソルホワイト】という色ですが浴槽と比べると明らかにグレー!
2019年はこの色があったのですが、2020年カタログからは消えていました。
コムホワイトグレーという色が近そう。
風呂フタ(フック)をなしにしました。
賃貸時代ににお風呂のフタがなくて、特に困ったこともないのでやめました。
上の写真だと、明らかにフタがおいてありますが。笑
正確な表現だと、風呂ふたフックをつけないで施工してもらいました。
フタもふたのフックも必ず付属してきます。
付属してくるのでその分の節約も不可!
お風呂が”魔法びん浴槽(断熱浴槽)”になっていて、
『○時間経ってもお風呂の温度が○度しか下がらない!』という謳い文句があります。
フタをした状態での温度が書いてあるので、断熱浴槽の効果が薄れてしまうそう。
風呂ふたフックは、一度付けると穴を開けてしまうことになるので、
施工会社に必ず取り付けしないように伝える必要がありました。
ちなみにフタを付けない理由ですが、風呂フタとフックの掃除が面倒なことと、
生活スタイルが平日は夜に私と子供で入浴→夫は朝シャワー派なのでお湯を貯めておく必要がないからです。
休日はだいだい連続で入るので多少時間が開いて追い焚きすることはあるのですが、
そのためにフタを常備させて置くのは嫌!!
ということで、風呂フタフックは破棄して、風呂フタ自体は押入れにしまっています。
風呂フタが必要になったら、マグネットに頼るつもり!
風呂フタはおいてありますが、子供の成長や私達夫婦の老いと共に、
お湯を貯めておく生活になる可能性は充分考えられます。
風呂フタフックは捨ててしまいましたが、フタを使うようになったら
マグネット式のフックを買おうと思っています。
ユニットバスの壁は鉄板が入っているのでマグネットをつけることが出来ます。
これでなんとかしようと思っています!丸洗い出来るし。
カウンターなしにすると水栓が決まる?!
通常、浴室のシャワーの水栓の下にカウンターがついています。
とくに必要ないと思ったので、なしにできる安めのプランにしました。
水栓も下の方のグレードのやつ。そもそも高価格の水栓は選べませんでした!
浴室ってカウンターによって選べる水栓が違ってややこしいので、不思議な世界だなーと思います。
カタログだと「この選択肢とこの選択肢は併用できません」みたいな文言が書かれているのですが、難解なのでショールームで聞くほうが早いです。
カウンターは高齢になるとあったほうがよさそう
カウンター自体を洗うのが大変なので、インスタやブログ界隈ではカウンターは不人気。
でも、高齢者や立ち上がるのが面倒な人にはカウンターは便利だと思うんです。
実際私も第二子の妊娠中は「手すりが欲しいなー」とか、棚の上のシャンプーを取るために立ち上がるのが面倒だなーとか。
椅子も必須なので、椅子に合う高さに桶が置けたら便利だろうなーなんて思いました。
ベンチとして使えるカウンターもあるし、高齢になってリフォームや住み替えのタイミングが来たら手すりも付けるつもりです!
棚や鏡はあえて取付!
本当にシンプルにしようと思えば、鏡や小物棚も付けない仕様も選べます。
が、ワイヤーシェルフは3段つけました。
棚ってシャンプーボトルを上から押したり、引っ張ったりして荷重がかかるのでマグネットだと落ちてきたりするのでは?と不安があったので。
他の棚とくらべると地味に高い・・・さすがステンレス製。
鏡は縦長にしました。横長だとグレード高い浴室にみえるとは思いますが
ワイヤーシェルフと同時選択できませんでした。そんな制限があるなんてー。
棚や鏡は取り外して洗えるものもありますが、
お掃除しやすさで考えれば何も付けずに必要なマグネット商品を購入するのも良いと思います!
山崎実業のTOWERというシリーズがほんとうに使える・・・!優秀すぎる。
調べたらどんどん増えているようなので、15年後とかでも沢山製造していてほしいです!
選んだ仕様で見積書が作成される
ショールームでは選んだ仕様で、完成予想図の3Dと見積、図面を作ってくれます。
当日ではなく、数日後にアンケートに記入したメールアドレスにデータが、自宅にも印刷された物が郵送で届きました。
ショールームはキッチンやトイレも観ると2〜3時間あっという間に経ってしまいます。
何社も見に行くのは疲労につながるので(特に妊娠中、子連れ、高齢の場合)2社程度に押さえておくのが良いかなと思います。
その他の気になるメーカー
LIXILやTOTOも上位グレードは肩や腰から水流を浴びることができるし、
他のメーカーにも個性的な特徴の浴室があります。
タカラスタンダード:ホーローの浴槽なので汚れが落ちやすく、あったかそう。高齢者からの評判も◎
トクラス:浴室天井に音のいいスピーカーをつけることが出来て、音楽が楽しめる、浴室やカウンターの角が丸く掃除がしやすい
パナソニック:スゴピカ浴槽も気になるけど、それ以上に酸素美泡湯が気になる・・・
(主観です)
あと最近は各社、自動お掃除だったりスマホ連動でスイッチ・オンだったり、
共働き世帯に優しい機能が増えています。
『お風呂なんて何でもいいやー』『浴室換気暖房乾燥は欲しい』という程度でしたが、
チェックすればするほど色々あるので、自宅の工事終わってから色々と観るのはオススメしません。笑
次回は、パナソニックやリクシルでも気になった商品があったのでご紹介します♪