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リノベーションの間取りでこだわった3つの事

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こんにちは!築18年のマンションを購入してリノベーションして3人暮らしをしています。
このブログでは、リノベーションの過程を記録しています。

今回は”プランの段階で”こだわった箇所について。
間取りに関しては大きく3つの実現させたい事がありました。

家事動線居場所の多いLDK・散らかって見えない家です。


工事はもう終わっているので、予想した使い方と実際は違った!なんて部分も多々あります。
あくまでも設計時点で”こうしよう!”と思って設計した内容を書いていきます。

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回遊できるとスムーズ!な家事動線

意外にも(?)一番こだわったことは、家事動線です。

新築マンションには沢山メリットがあることは重々承知していても、家事動線が良さそうな間取りはなかなかないのが現状。マンションではリノベーションするしか方法はない!

遊びに来た人でインテリアや素材、住宅設備にこだわりがない人も、使いやすそうと感想を貰えることが多いです。

まずは全体の間取りがこちら▼

帰宅動線

帰宅動線とは外から帰ってきて、玄関ドアを開けてから部屋に入る時に通る道。

玄関→廊下 ではなく、
玄関→WIC→脱衣室→洗面→廊下 と迂回できるように、土間とクローゼットの間に扉があります。



間取り決定の記事でもちらっと書きましたが、夫が帰ってきたらWICから入って、上着を脱いだらハンガーに。脱いだシャツは脱衣室の洗濯カゴへ。洗面所で手を洗ってリビングへ。

…となればいいなーと思いました。主に夫の服の散らかり防止のためです。

ところが、土間からクローゼットに上がる扉は実際に引っ越してみたらあまり活用されてない(いずれ詳しく書きます)もうちょっと工夫が必要だったなぁ。

洗濯動線

最近の戸建て注文住宅だと『ランドリールーム』という名の、室内物干し部屋を作ってる方がチラホラみられます。
戸建の場合は洗う(洗濯機)と干す(ベランダ)の間に階段を経由する事も多いので、洗濯動線を考えることはよりより重要。

我が家はマンションで窓も少ないし、ランドリールームをつくれる広さがないのは本当に残念。
でも浴室乾燥機を導入したので夜に洗濯して浴室乾燥機で乾かすぞ!という想定で、
浴室にはハンガーパイプをつけました。

そして脱衣室にも洗濯がかけられるように天井に物干しバーをつけました。



こう見ると洗濯動線というよりは一箇所に集中!のスタイルです。

服を畳んで収納するのにも、WICやタオル置き場が近いのでかなりスムーズになる予定。
ただ服を畳むのは大抵テレビを見ながらなので、一度リビングに運んでまた戻す作業が出てきそう・・

部屋干し?外干し?

以前の賃貸では夜に洗濯してベランダに干す事も多かったですが、朝にとりこまずに干したまま1〜2日放置したり、昼間に雨が降ってきて洗い直したりすることが多々ありました。

なので新居では、洗濯機とバルコニーが離れているので部屋干し中心の生活になりそうだと予感していました。

物干しバーは脱衣室だけでは足りないと思ったので、クローゼットや玄関の天井にも設置することにしました。
クローゼットには窓もないし他の服があって、洗濯を干すには湿気が気になる心配がありました。

まぁでも脱衣室こそ湿気の多い場所だし、更に玄関土間は目につくところなので洗濯物が干してあるとテンションが下がりそう。玄関は洗濯物ではなく植物を吊るすためにつけたバーです。
ただ窓が近いので生乾き臭は軽減できそうなので、土間に洗濯物が干せる事が安心材料になってます。

結局浴室乾燥機か外に干した方が生乾きを避けることは出来そうですが、計画段階では『とりあえず沢山付けておこう!』となりました。

キッチンの動線

ダイニングとキッチンが横並びに出来るような間取りにしたい!これは数年前から思っていたので、中古マンションを探すときから意識していました。

配膳や片付けがスムーズに出来そうだし、子供の食事中に何かあったらキッチンから数歩で駆けつけることが可能。

ダイニング横にデスクを造るので、そのカウンターにも近いし家事スペースとしても使えそう。子供の勉強を見守るのにも良さそう。いい事が多いのが横並び配列です。




狙ってプランを考えた訳ではないけど、結果的に冷蔵庫・シンク・コンロの位置が正三角形に近い形になりました。

冷蔵庫→シンク→コンロを線で結んだ三角形はワークトライアングルと言って
正三角形に近いほど作業がしやすいと言われています。
2列型キッチンのレウアウトは正三角形になりやすいのだそう。


それから、パントリーは行き止まりにせず廊下に出れるようにしました。

将来はダイニングテーブルを丸型から長方形に買い替えて、キッチンにぴったり寄せて使うことも考えています。
そうなるとパントリー側からも出入り出来ないと不便かなと。

パントリーと洗濯室をつなげることは出来ず…

欲を言えば、パントリーと洗濯室をつなげたらもっと家事動線が良かったかなと思ってます。

キッチンを思い切って東側にすることも可能ではありました。

でも、デメリットも多くてやめました。

・コンロの上のレンジフードの排気ダクト穴の位置が決まっているので天井より下に通さなくてはいけない
・キッチン⇔パントリー⇔洗面・脱衣室はつなげられるけど、脱衣室の先にクローゼットをつなげることは難しい
・リビングを南西側にするとテレビの位置が悩ましい

マンションのリノベではトイレの位置がほとんど変えることが出来ないのですが、トイレが住戸の中央に配置されていたので『このトイレさえ動かせれば!トイレが邪魔~』と何度も思いました。

充実したLDK

住宅雑誌なんか見ていると、リノベーションをすると、マンション・戸建共に多くの家が個室を減らして『リビングを広げる』ことが多いように感じます。

4LDKは3LDKに。3LDKは2LDKに。
私達も長く住むことを考えて、LDKを充実させたいなーと考えました。

当時住んでいた賃貸はリビング広め(LDKで20畳)ではあったものの、
衣類、子供のおもちゃ、書類、食材ストックなどしまう場所がなくてリビングに収納棚をあれこれ置いていたので、実際に座る場所はいつもソファの上かダイニングチェア。

もっと視覚的にも広がりがあって、居場所が沢山あるような空間が理想でした。

リビングに2箇所のワークスペース


まずは、ワークスペース。

子供が中高生になって定期テストや受験対策をするようになるまでは個室に机で勉強する子が多いですが、小学生で一人で部屋で宿題できる子は少数派らしい!

自分もできなかったなー。そもそも小学生の時に家で勉強してたかな・・?笑

流行にのった感もありますが、ダイニングの横に机のスペースを設けました。
もし使わなくても、季節の飾りを置いたりして楽しみたい!

それとは別で、半個室のようなワークスペースも設けました。
途中まではキッチンと対面するようなレイアウトにしていました。

以前の家ではデスクトップPCをテレビボードに無理やり置いてたし、夫がたまに仕事を持ち帰るのですが、ダイニングテーブルにノートPCを広げていました。

新居では散らかりが見えないように本棚や手元が隠れるような配置の半個室のワークスペースにしました。もしかしたら子供もこっちで勉強したいという日がくるかもしれない。

椅子としても使えそうな小上がり和室


小上がりとは、床に段差をつけた空間のこと。
どうしても作りたいスペースの1つでした。

小上がりを子供用のスペースにしている事例をよく見かけますが、リビングにいながらゴロゴロするため、やわらかい畳の床が欲しかったのは私です。

和室と言ってもかなり狭くて、ダブル布団がギリギリ置ける広さです。両親や友人など来客が泊まれるように、しています。

幅140cm、奥行きは220cmほどの小さな空間です。
お風呂と同じくらいの面積かな?

和テイストも結構好きなので、板貼りの床部分には五月人形を飾ったりお花を飾ったりする空間にしたいなーと思いました。床の間のような。

この小上がりは床の高さを腰掛けるのにちょうど良い35cmにしました。

ワークスペースもかなり狭いので1部屋の和室にして本棚と机を作れば広く使えるんじゃないか?
なんて夫とも話し合ったんですが、狭くてもそれぞれ設けたい!!とこの形に落ち着きました。

悩んだワークスペースと小上がりの配置

ワークスペースと小上がりの位置を入れ替えることも検討しました。


ワークスペースと小上がりを逆に配置すると、小上がりの様子はダイニング側から見えやすくなります。TVも見やすい位置になるし、子供スペースにするにも良さそう。

悩みましたが、ワークスペースの机の形を変更する必要があるし、
机の奥行きも取りにくかったのでやめました。あと和の空間がリビングに主張してくる恐れが…。

でも今見ると、この形もなかなか良さそう。両方作って試してみたかったなぁ。

散らかって見えない家にしたい

3つ目は”散らかって見えない家”にすること。

”散らかっていない家”が理想なんですが、実際は散らかっていても”感じがしない”が大事だと思うので、収納についても色々と考えました。

前に書いた内容とかぶる事もありますが、ここからは【見せる】【隠す】という視点で書いていきます。

雑多に収納できるキッチン横のパントリー

まずは来客時に人に見せられるところと見せたくないところの区別が欲しかったので、キッチンの横にパントリーを作りました。

2列型キッチンにしたので、キッチンだけでは収納量に不安がありました。

・対面式キッチンにはおなじみの背面カップボードが置けない
・コンロ側には窓があるので吊戸棚を付けない
・電子レンジや炊飯器は並べておくより隠しておきたい
・そもそも家電を置くスペースが足りない
・食材はどこに置く?
・冷蔵庫や炊飯器がリビングから見えにくくしたい
・引き出しや扉付収納ではなく雑多に置いておきたいものがある(お米、ペットボトルなど)

そんな問題を解決してくれるのがパントリーだなーと。

パントリーがなくても綺麗に保てている(少なくともそう見える)写真はネット上に沢山あります。
我が家のような2列型キッチンの事例を探すと、キッチンの幅が人によって様々。

綺麗に見える家でパントリーがないお宅は、2列のうちどちらか(大抵壁についたコンロ側)がシンク側と比べると長さが倍だったり、ダイニングに食器棚があったり…

それぞれ何らかの方法で収納量を確保している事例ばかりだと感じました。

洗面と脱衣室を分けた

工事前の間取りは一般的な”洗面脱衣室”でした。

黄色部分が洗面台と洗濯機で一部屋になっています。
リノベーション後もそれぞれの位置はあまり変わっていません。

洗面と脱衣室を分ける一番のメリットは、誰かが浴室や脱衣室に入っている間にも洗面が使える事。
二世帯住宅や子供の思春期対策、宿泊客が来た場合にはとっても便利。


私は用途というよりも、生活感の有りナシを分けたくて二部屋に分けました



脱衣室は生活感のある物だらけの空間。
洗濯機・洗濯物・室内干し(下着なども)・ハンガー・洗剤ストックなど・・・

一方で洗面所は来客があれば必ず見られる場所だし、見た目を良くするために壁にタイルを貼ったりして映える空間にしたかったのです。

ちなみに最初から洗面と脱衣室を分ける事を前提にプランを進めていたのではなく、
出来上がった洗面脱衣室の入り口のドアの位置を変えるだけで洗面・脱衣室を別にすることが出来ました。

実は、洗面脱衣室を1部屋にするメリットもあったので少し悩みました。

もし1部屋にまとめていたらバスタオルハンガーをつける壁面も確保できたし、
洗面台の横幅も10cmくらい広げることが可能でした。

横幅10cmを取るか、扉で分けることを取るか…夫婦で話し合って分けることにしました。
洗面と廊下の間には、扉がないので、廊下から洗面が丸見えスタイルです。

土間の収納

元々インドア派なので、アウトドア用品もスポーツ用品も特に持っていなくて大きな土間収納は必要としていませんでした。
でも子供がうまれてベビーカーやボールなどそれなりに外で使う道具も増えてきたし、今後の事も考えて土間に収納を計画しました。

玄関を広げたのは、物を置くためではなくマンション特有の玄関の狭さと暗さを視覚的に解消するため。
玄関側は自転車が置けそうな広さがあってちょっと贅沢な空間ですが、植物を置いたりスツールを置いたりしようと思って計画しました。(やっぱりここに洗濯物は干したくない)

散らかって見えない勉強スペース

デスクは2箇所ありますが、メインのワークスペースを半個室のような空間にしたのは
『散らかって見えないように』するため。



作業途中の書類を片付けるのって結構手間だし、WICが狭めなのでカバンもこのへんに置きそうだなーと予感してました。

それにキッチンがオープンで散らかる恐れがあるので、ワークスペースもオープンにしたら両方グチャグチャになっていくのが怖かった…。笑

あとは本の背表紙が見えるのってなんとなく恥ずかしい気持ちも。
(洒落た写真集ばかりなら良いけど、ほど遠い)

リビングから死角になる壁に掲示物(時間割とか?)を貼ったりもできるし、
重宝しそうだなーと思ってます。

実際の使い勝手は・・・?

改めて振り返ると、沢山考えて作った事を思い出します。

今は暮らし初めて半年が過ぎたところなので、思った使い方出来なかったなーなんてところも、こうして良かった!というポイントも沢山。

ちょっとずつブログにも書いていければ良いなーと思ってます!

ひとつだけ先に書くと、浴室乾燥機は電気代がかかりすぎて1週間使ってやめました。
今はほとんどドラム式洗濯乾燥機に乾燥までお願いしています。



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