こんにちは!中古マンションをリノベーションした記録を綴っています。
余談ですが、年末の仕事の忙しさで更新頻度が下がりまくり、新年明けてようやく更新できました・・・
2020年年末はコロナで帰省もせず、新居で過ごしました!快適です。
前回記事はこちら▼ 寝室に漆喰風塗料を塗りました。
工事の後半に差し掛かった2020年の2月末、モラートという左官材が壁に塗られました。
モラートって何?
アーティスティックモルタルという素材
モラートはという特殊なセメントモルタルです。
フッコーという国内の建材メーカーの商品です。
通常のモルタルは壁に塗るとひび割れしやすいですが、モラートはひび割れしにくと言われていて色も選べます。
基本は12色で、特注すれば他の色を指定する事も可能。
一般的な塗装仕上げだとプロの仕事の場合は特に壁が均一になりますが、左官材は色ムラや濃淡があって表面も強い!と良いことづくし。
何よりも素敵なのはコテのむらが残ったような表情。
左官材なので、塗装屋さんではなく左官屋さんがコテ塗りをします。
一度塗って、2度塗りして、磨くという作業があって数日かけての施工。
その分塗装よりも手間がかかるので、お値段は高め。
20平米くらいかと思いますが、20万円以上かかりました。
住宅にしては大きな面積を塗りました。面積が小さいほど人件費で割高になります。
モールテックスとの違い
同じようなモルタル系の素材で、店舗系を中心にモールテックスという輸入材料も流行しています。
ベルギーのBEAL社からの輸入費。(ベルギービール?!)
モールテックスはモラートよりも少し高め。
職人さんいわく”工程が一つ多い”らしいですが、詳細はわかりません。
質感は、モラートの方が色ムラが少なく大人しい印象。
個人的にはモールテックスの方が好きですが、同じ部屋で2箇所に塗ったのでコテの跡が大人しく少しでも工事費を抑えられるモラートを選びました。
色はメーカーからサンプルを請求して実物を確認しました。
モールテックスの場合は基本色が沢山種類がありますが、モラートの基本色は12色。
あまり迷わず決定しました。
モラートが塗られたところ
モラートを使った場所は、LDKの二箇所。
キッチンの横の広い壁面と、テレビの壁掛け面です。
アクセント壁にしたテレビ面
テレビ面はモルタルらしいグレー色にしました。
テレビの背面は特にアクセントクロスのような役割があるので、部屋の雰囲気を作る重要な要素。
モラートはいつ塗られますか?!と何度も監督さんに確認してソワソワしていました。
壁にニッチ棚があるので、棚の中の面はすべてモラートを塗り込んでもらいました。
板や枠がなくて気に入ってます。
キッチン側は、トップコートありの仕様
一般的にはキッチンの壁は不燃材のタイルやキッチンパネルを使います。
が、我が家は二列型のオープンキッチン。
コンロ前の壁はキッチンパネルですが、シンク側の壁はモラート塗りにしました!
ワークスペースまでつながっているので続けてどーんと。
こちらはアクセント色にせず、基本色の中で一番白っぽい色を選択。
ワークスペースの腰壁もモラートです。腰壁の上につける板もなく、かなりシンプルです。
全体的に水回りなので、トップコート仕上げにしました。
同じ色でもトップコート有は艶っぽい仕上げになります。サンプルで比べるとツヤが分かったけど、実際に塗られてみると”そういえばツヤありなんだっけ?”と気づかないほど。
最高すぎる!
モラートは水がかかるところでも使えるのが良いし、
ニッチ棚の底の面や腰壁の上の部分も多少雑巾でこすっても削れないので強いです。
もう少し安くなればいいのになーと思いますが、かなり満足。
実際に塗って磨いているところにも少しだけ立ち会いましたが、
技術のいる仕上げなんだなーと感じました!
色のムラ、コテの跡は細かく指定が出来ず『なるようにしかならない』と言われていたので
多少の不安がありましたが完成形はバッチリでした。
キッチン側はサンプルよりも少し暗めの色でしたが、すぐに見慣れました。
モールテックス・モラート以外にもAICA工業のクライマテリアなど、モルタル系の左官材は沢山種類があるので、気になる方はぜひ調べてみて下さい♪
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