我が家はリノベをきっかけに、もともとあった照明器具を撤去しました。
間取り変更もあったので器具の本体だけではなく、配線やスイッチの場所なども1から計画し直して工事してもらっています。
ちまたの家づくりを記録したブログやInstagramでも苦戦している人が多い印象の電気関係。
私もいろいろと考えたので、”ここは良かった!”もあれば、住んでから”こうしておけばよかった”も出てきてしまいました。
それぞれ紹介したいと思います!
良かったこと
まずは良かったことから!沢山考えたかいがあったな~という箇所がたくさんありました。
色温度(光の温度)を温白色にしたこと
基本の照明の色を「温白色」にしました!
温白色は色温度が3500k(ケルビン)で、昔ながらでいう電球(オレンジ色)と蛍光灯(青白い色)の中間の黄色っぽい光の色です。
昼の明るい時間に付けても不自然ではない色なので気に入ってます!
温白色のLED照明は2015年ごろから住宅に普及してきた色で、
ひと昔まえは電球色か昼白色の二択でした。温白色のある時代に家づくりができて幸運でした。
LEDの温白色ではなく昼白色が一番自然光に近いと言われているですが、個人的にはちょっと白すぎて好きではなかったです。
このあたりは主観や年齢にもよるので、実際に空間を体験できるpanasonicなど照明器具ショールームを訪れて家族で感覚を共有するのも良いと思いました!
ブラケットライト(壁付け照明)をつけた
照明計画、というよりもインテリアとして3カ所にブラケットライトを採用しました。
点灯しているときもしていないときも、存在感があって気に入っています。
ワークスペース上 のブラケットライト。
オルネドフォイユのネットショップで購入しましたが、現在は販売されていない様子。
ちなみにブラケットライトの色味はすべて電球色でそのうち2つは市販の電球を取り付けるタイプ。
その2か所には別で購入したLEDの電球を取り付けました。
こちらは窓辺の壁に。真鍮のシンプルなソケットです。
同じものが玄関とリビングの間の廊下にもついています。
実はここの照明、電球が思いっきり目線に近い位置にあるのでちょっと眩しくて、若干失敗?という感じもしてます(!)
(この下で作業するようになったら電気屋さんに依頼して器具を交換してもらえばいいやーくらいに思っていますが。)
ところどころに電球色にした
そんなブラケットライト以外にも、4カ所に電球色の照明を採用しました。
一つ目はリビング横の小あがりの中の照明、2つ目はテレビの上のニッチ棚の中の間接照明です。
それからダイニングの上のペンダントライト。
これはflosのICライトというデザイナーズ照明といわれる商品。
電球色だから選んだわけではなくて、電球色しか選べませんでした。
一目惚れだったんですが、お店を見たり悩んだりしている間にすでにゲシュタルト崩壊(?)が起きて、何が良かったのか思い出せないですが今も飽きてはいないです。
もうちょっとこうすれば良かった
よく「同じ部屋に違う色温度の光を使うべきではない」と言われているけど、私は「昼は温白色・夜は電球色」が落ち着くと思ってます。
結果的に同じ部屋に2種類の照明色があっても、時間帯で使い分ければ混じらないし、たとえ同時に点灯させても昼間であれば温白色と電球色ではそれほど違和感は感じませんでした。
廊下の照明は人感センサーにしなければよかった
廊下はメインは天井の温白色のダウンライトですが、1カ所だけ電球色のブラケットライトを採用しました。
廊下は玄関・個室・洗面・リビング…と色んな部屋を結ぶ位置にあるので、スイッチの位置に悩んで人感センサー付きにしました。
人感センサーは便利ではあるんですが、電球色のブラケットライトはスイッチは別で点灯できるようにすればよかったと思いました。
夜は温白色を点灯したくないので、夜用の廊下照明として使えたのになーとプチ後悔です。
温白色に調光機能はいらなかった
またまた色温度関係です。笑
LDKのダウンライトは温白色です。それは個人的に正解だったのですが、計画中は”この灯数で明るさは足りるかな?場面や気分によって明るすぎると感じる時があるかもしれない”と悩んで調光機能のある商品を選びました。
調光機能のあるLEDライトには大きく二種類あります。
・一つの種類の光のまま明るさが変わる照明器具
・明るいときは昼白色(青い)~暗くすると電球色に段階的に変わる照明器具
このうち、選んだのは温白色のまま明るさが変わる照明でした。
光を落としていくと、温白色の色のまま暗くなっていきます。
実はその機能、住んでからほぼ使っていないんです。
温白色はある程度明るさ(照度)があったほうが心地が良いという事をよくわかっていなかったので失敗していましました。
上のグラフでいうと色温度が3500K(温白色)のときは500lxが心地よく感じる照度らしいです。ある程度明るさがないと陰鬱になってしまうとのこと。
寝室のダウンライトを色温度調整と明るさ調整の出来るダウンライトにしたので、寝る前は光を弱くした電球色にして使っています。
同じようにリビングも電球色になるようにすればよかったかと言われると、それも悪くないですが単純に温白色のダウンライトを調光なしのでオンオフタイプを選べばよかったです。
というのは、電球色の光は天井ではなく低い場所にあったほうがより雰囲気が出ると思っているからです。
キッチンにも電球色ブラケットライトつければよかった
夜になると電球色のみで生活している我が家ですが、夫が帰宅するのが遅かったりして深夜にキッチンの照明を付けることも多々あります。
そんなときにキッチンの温白色ダウンライトをつけると雰囲気の良かった部屋が一気に安っぽくなってしまいます。
電球色はキッチンに不向きですが、深夜用に電球色もあれば良かったなーと感じています。
ダウンライトより間接照明に出来たらもっと良かった
リビングはダウンライトですが、予算に余裕があれば照明器具をすべて間接照明にしたかったです。
こんな感じで!
天井をつくるのに数十万かかるようですが天井に器具が一切見えないのが綺麗で理想的です。
今は下の子が小さいのでお昼寝のときに上を向いてダウンライトが目に入ってきてかなりまぶしそうにしています・・・
ダイニング照明は白⇔電球色の切り替えできるようにすればよかった
ダイニングはライティングレール2本を同時に点灯させるスイッチにしてまったので電球色のペンダントライト(ICライト)しかありません。
明るい時間帯(朝ごはんなど)に電球色というのがちょっと違和感なのと、暗めに感じるのでどうにかしたいです。
レール照明なのでスポットライトを足すことはできますが、2本のライティングレールのスイッチを別にすれば温白色と電球色の切り替えが出来たのになーって思ってます。
まとめ:自然光とろうそくの明かりのイメージで計画できればよかった
たかが照明なので、そこまでこだわらなくても・・・と思う人もいると思いますが、照明の効果は絶大で、引っ越して初めて「なんかこの家お洒落では?」と思ったのは夜に電球色の照明をつけたときでした。
夫も最初の1年はよく(今でもたまに)お酒を飲みながら「良い家になったなー」とつぶやいていましたが、いつも照明が電球色の時間帯でした。
家具や内装の中で、私の好きなものは照明器具・タイル・カーテンだったので、照明やスイッチコンセントには割と重点を置いてケチらずに計画したほうだと思ってます。
(現場監督さんにも”電気工事にお金かけ過ぎでは?”と言われました 笑)
今更おもうことは、昼間の照明と夜の照明を分けて計画するべきだったなと。
調光なんかより、昼・夜の二択で考えればよかったです。
とまぁ失敗はあったものの、子供の入眠ルーティーンにお風呂あがりには電球色のみで過ごすのは効果的だし、満足しています。
キャンプで焚火を見ながらお酒を飲むのが好きという人が多いそうですが、
昼間は白い光を浴びて夜は低い位置に温かみのある光があると人間って落ち着くのかなと。
子供が小さいうちは難しいけど、低い位置にあとからフロアライトやデスクライトを置くことはできるので将来的に考えたいなー