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公開!漆喰壁3年目、子供が小さいと汚れる…?クロスとの比較

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今回はリノベーションの時に採用するか悩んでいたしっくい壁の話です。

うちの壁はリビングや廊下が漆喰壁、寝室がDIYで塗った漆喰風塗料、収納や洗面はビニルクロス貼。
他にもモルタル風塗料やタイルを貼った部分もあります。

漆喰は馴染みのないけど、実際どうなのか気になる人も多いのではないでしょうか??
特に子供が小さいとすぐに汚れてしまうのでは?と心配ですよね。

リノベーションから3年半が経った汚れが気になる部分を紹介します。
そしてクロス貼りと悩んだ過程も書いていこうと思います。

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漆喰の汚れや欠けはこんな感じ!漆喰にまつわる珍事

とにかく、まずは3年経って汚れてしまった箇所をご覧ください。

ダイニングの周りは気づいたら汚れてる


どうでしょう?これ。
思いつく原因があるわけではなく気づけば無数の染みが。

日々家事に追われるなかで、派手に飲み物をこぼさない限りはすぐに気づくことができない汚れ。
ダイニングテーブルの近くの壁なので、醤油やタレ系の飛び散りなのか茶系の染みができました。

壁の角は欠けやすい


ここもリビング。壁のカドの部分です。
掃除機入れがあるので、掃除機のヘッドが当たったのかなにか別の物があたったのか出っぱり(出隅)が欠けています。

廊下のカドの欠けと汚れ

同じく出隅の部分で、これは廊下の曲がり角。
宅配便や大きな荷物を運ぶときにぶつけやすい場所です。気づいたら黒ずみが…

この程度なら消しゴムで落とせそうではありますが、やはりカドが汚れやすい!

廊下の角(別の箇所)


先程のカドの対面にある壁です。玄関からリビングまでの廊下にあるので、宅配便の箱や荷物の移動でぶつけてしまったのでしょうか?欠けてしまった原因に心当たりはありません。

ここも欠けてます。漆喰を塗ると厚みは2~3ミリと割とたっぷりあるのですが、塗った厚み分がしっかり欠けてます。


我が家の工事では使いませんでしたが、このカドの部分は漆喰の下地にRコーナー材というカドを丸める部材を付ければほぼ解消されるようです。

出展:フクビ



いかがでしょう・・・?
写真を撮った場所以外はある程度(1mくらい)離れて見ればきれいなままです!

我が家の過去の漆喰汚れの珍事は、

ダイニングテーブルでヨーグルトが壁に飛び散る
ダイニングテーブルで缶ビールをひっくり返しビールが壁に飛び散る
2歳児(当時)が汚れた手を壁で拭く
私がうっかり漆喰壁に向かって蚊を叩く
エアコンクリーニングの人がバケツに入った泥水をこぼす

これ、どうなったかというとすぐに気づいてあれこれ試したらほぼ消失しました。
写真に写っているのは「やっちまった!!」という事はなにもないのに気づいたら汚れたり欠けたりしていたところです。

ダイニング近くの染みはまだ掃除も試していないのでいずれトライする予定です。
厄介なのは染みより欠けかもしれないです。上から漆喰を塗り足すのはまだ未経験。

「エアコンクリーニングの人がバケツに入った泥酔をこぼす」これは、
漆喰壁がどういったものか分からずクロス壁のように雑巾で拭いていました・・・

このとき遠くから目撃してしまったけど声をかけられなかった私。業者さんが帰ったあとに必死で掃除しました(泣)

色の付いた水分は大敵!!

上の中だと蚊を叩いたときに血が壁についたときはすぐ拭いたのにそれが逆効果になりました。
漂白剤や重曹でなんとかしました。

お掃除の話はまた改めて記事にしようと思ってます。

実はビニルクロスと悩んだ壁の素材。ビニルクロスが定番なのはなぜ?

ほとんどの新築住宅は壁紙(ビニルクロス貼)が定番なんですよね。

賃貸、建売住宅、新築マンションはもちろん、注文住宅でも壁は大抵ビニルクロス。
床は無垢や挽板フローリングは人気があるのに、壁はビニルクロスばかりだそう。

ハウスメーカーも当たり前のように壁紙をすすめているし、深く考えずにビニルクロスを選ぶ人も多いかと思います。

素材や施工費の安さもあるけど、無難・手入れも面倒ではなさそう、というのがビニルクロス。

逆に自然素材派の工務店では漆喰や珪藻土などの左官材(職人さんがコテで塗っていく建材)を推奨しているところが多くて、
ビニルクロスが否定されていることもあります。

個人的には自然素材が一番!というわけではなく、健康のためというよりは素材感・高級感・メンテナンス性が大事だなーと思っていました。

仕事柄、実際に施工された壁をみる機会があって、「素材感」「高級感」があるのは塗り壁かなーとは思ってました。
でも数分見ただけでは「絶対に漆喰にしたい!」とは思えず、無垢の床や家具ほどの「我が家も絶対こうしたい」という想いはありませんでした。

実際に自宅に採用するとなるとビニルクロスに比べて材料も手間もかかるし(見積大幅アップ)、汚れやメンテナンス方法にも不安がありどうなんだろう?とちょっと躊躇しました。

壁紙のメリットとデメリットを考える

ビニルスクロスは”壁紙”と呼ばれていますがビニールを加工して作られています。
燃えにくいし、水気のある汚れがついても布で拭いて落ちやすいし、塗り壁より安価というメリットがあります。

もちろん中には高級品で本当に紙のみを使っている商品もあるし、「珪藻土クロス」「漆喰クロス」という物あるのでひとくくりに「壁紙=安い」ではないのですが。

安いビニルクロスは、結露でカビになったり継ぎ目部分からはがれたりすることもあって、10年くらいで張替えが推奨されています。

つまり、貼ってすぐはピカピカだけど10年後には家全体の壁を張り替える必要があるってこと…?

ビニルクロスはどのくらい持つ?


統計などではないですが、実際に自分の周りの人の話、友人の実家の話などを聞くと”子育てをする家”の場合は10年くらいたつと汚れが気になってくるようで、子供が中高生だったり実家を離れる頃にお風呂やキッチンと一緒にクロスを張り替えたという話が沢山聞けました。

つまり子供が成長するまで我慢(?)し、15~20年で交換している人が多いようです。



私が住んできた賃貸を思い返すと、ビニルクロスの汚れや剥がれ困ったなんて記憶はないし、遠くから見たら漆喰もクロスも違いなんて分からない。クロス貼は安価だし漆喰と費用も全然違う。(漆喰はクロスの3~5倍くらい)

でも実際に同じ賃貸に住んだのは最長でもたった4年。
10年以上の壁紙の部屋はあまりピンと来ていませんでした。

そこで思い起こすのが実家のこと。

今はリフォームしてビニルクロス貼ですが、私が住んでいたころは一部の部屋以外は土壁の和室でした。

でもよく考えたらクロス貼の部屋より土壁の部屋のほうが古さが目立たなかったかも…?!
土壁は大きな括りで言えば漆喰の仲間だし、漆喰もありかもしれない。そんなふうに考えて漆喰を検討しました。

3年半経って感じる漆喰壁

引っ越した当初は息子が2歳のときでした。

最初の半年くらいは、今思えば神経質だったなーと思いますが息子が食事のあと手を洗わないまま漆喰壁の近くをウロウロしているのを見ると「大丈夫かな??」とハラハラしてました。

シール遊びを始めると「壁や床に貼るのでは?」なんて気にしたり。
(あとあと気づいたのですが漆喰壁に貼ったシールは、むしろビニルクロスよりも剥がしやすいことに気づきました。)


「壁で手は拭かないんだよ」
「家はママのたからものだから大事にしてね」
「絵を描いていいのは紙だけ!!」
「シールを貼っていいのは紙だけ!!」
「椅子を引きずるときは壁につけないで!」なんて結構口うるさく言ってました。

息子は結構やんちゃな男の子でしたが3,4歳には漆喰壁を汚してしまう心配はほぼなくなりました。
その後、娘が生まれたのでちょうど今未経験の「1歳児と漆喰」を体感しているのですが。笑。

うるさく言いたくない、心配が少ないほうが良いならクロス貼りも正解だと思います。
クロス貼りだと今度は剥がれる不安も多少あるけど、気になったところを水拭きできるのはやはり安心感があります。

あと、家の中で絵の具を使うことが多い家庭だと漆喰や無垢床は染みつきやすいので注意が必要です。
水彩絵具でも、水彩絵具だからこそ!漆喰に染みこんでいきます。

コーヒーやワインもなかなか落ちなそうだなぁ。

無垢床はすぐに拭けばほぼ落とせるのですが、漆喰は拭くと広がるだけ・・・!!

漆喰はメリットとデメリットがたくさんあり、クセの強い素材だと思ってます。

でももし次にリノベする機会、新築する機会があるのなら次は全部クロスにするか?と問われるとやはり次も漆喰や塗り壁素材を選びたいな!となぜかそんなふうに思える素材です。


健康だとか自然素材だからではなく、「素材感」「上質感」は圧倒的に壁紙に勝ってます。
個人的にはそこが一番好きなポイントなんです。

そしてクロスも金額きにせず選べば素敵なものはたくさんあります。

費用面が気になる方は、寝室と子ども部屋は安いクロスの上からDIYで漆喰風塗料を塗ったのでこちらも読んでみてください♪
体力と時間を使ってしんどかったのですが、若くて気力のある方ならおすすめです。



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