物件探し記録シリーズの4回目。
マイホームを、戸建てではなくマンションリノベにする事が固まってきたので
相変わらずひたすらアプリで物件を探していました。
当時の賃貸マンションは駅にも近く閑静な住宅街で地価が高めだったので
周辺で購入したくても予算オーバー。
築20年前後の中古マンションでも家族3~4人で暮らせる75㎡以上となると3500万ほど。
フルリノベーションどころか水回りの交換だけで予算オーバーしそうで、
何らかの条件は諦めなければ永遠に物件探しが終わらなそう。
できれば、築浅のほうが嬉しい!という考え方になっていました。
前回記事▼
そんな中、SUUMOアプリで内覧したいと思える物件がみつかりました。
2019年の4月頃の事です。
こんな物件を見に行くことに
【物件D】
・立地は希望通り
・面積は95㎡くらい(広すぎるぐらい!)
・値段が2500万(相場から考えるとかなり安い)
・南東角部屋
・何棟もあるマンションで敷地内に緑やベンチや小さい公園がある(団地みたいで割と好印象)
難点もありました。
・内覧時点で築年数が30年(ギリギリ平成)と長く住むにはちょっと不安
・2階(もっと上の階が良かった)
・エレベーターが奇数階にしか停まらない
築年数については、絶対クリアしたい条件が”新耐震基準”という1981年以降の物件。
これはクリアしていましたが、30年というとなかなか抵抗のある築年数です。
5〜9階くらいが理想だったので、
”いつかこのマンションの違う階に空きが出たときにすぐに判断できるようにしておこう!”
と内覧申し込みをしました。
よく「タッチの差で申し込みを先越されて買えなかった」と聞くので、
広さや階数で条件が合わなくても同じマンションの別の住戸を見ておくのは有効だと思います。
実際に見に行く前に、間取りを見てリノベーション後の間取りを妄想したり、
不動産会社との約束より前の日に車で通りかかってみたり…。
車で通りかかった印象だと、
「築30年とは思えないくらい綺麗なのでは?」と感じてました。
夫はどう思うかなー
実際に見に行った感想
内覧の日は不動産屋、私と夫と子どもの4人で中を見ました。
95平米はやっぱり広い!持て余しそうなほど。
外観は、やっぱり築年数はあまり感じさせないし好感度が高かったです。
南道角部屋でオートロックなし。駅徒歩5分。
内装は古さが気になるけど、リノベするから問題なし!
2階でも、ベランダと向かい側の建物の間に割と空間があるし周りの建物は戸建てが多いので低め。
ただ下を通る人は気になるからカーテンを開けて過ごすことはできなそう。
築30年だけあって、高齢者も多そうだけど子どもや外国人も多くて多種多様なマンションでした。
気になるのはリノベーションしても追い焚き風呂にできないこと。
玄関外の給湯機からお風呂に配管を増やすには穴あけが必要だけど、
コンクリートの躯体に穴あけは禁止だからだそう。
他にも、駐車場が機械式で出しにくそうだとか、
中学校が遠いとか、気になる点もいくつかありました。
でも立地と広さから考えると、他のマンションにこんなお得な物件はなさそう。
この金額ならリノベーションにそれなりにお金をかけられる!
不動産業者とはあまり噛み合わない
担当者の方からは、設備や内装の事を説明されましたが
こちらはリノベ前提なので、正直知りたいのは設備のスペックではなくマンション全体のこと。
よく言われているのがポストや自転車置場が綺麗かどうか。それは目で確認して大丈夫そうだと思いました。
でも、修繕費や管理組合の議事録などの書類は見せてもらえませんでした。
(言えばもらえるのか?)
その場で見せてもらえばよかったんですが、ないみたいです。
ちなみに売り主さんの売却理由は転勤だそう。
しばらくはご主人が単身赴任してたそうですが、家族も一緒に住むことにしたそうです。
売却理由が近隣トラブルだったとしたら買う方は躊躇するけど
不動産屋って近隣トラブルが理由でもきちんと教えてくれるのかな・・・?
それを見たところで、何をどう判断していいのかも曖昧ですが
修繕費滞納があるかないかや、近々建て替えの予定がないかどうかは確認しておきたいです。
新築時の資料は持っていたので教えてもらいましたが、新築で購入したときは3500万だったそう。
30年住んで1000万しか値段が下がらないって…
羨ましい限り。
中古マンションを買うのって判断難しい
いざ購入を考えると
中古マンションを見てきた物件数が少ないから判断がしづらい・・・
不動産屋の担当者には、
大規模修繕の状況などのマンションの管理状態がわかる資料を請求して一旦持ち帰って相談することにしました。
夫は、”良いと思うけど古さが気になる”と話していました。
中古マンションを買うってかなり決断力がいるんだな…
良い物件だし理想の間取りも作れそうだけど、
一番気になるのが築30年というところでした。
30年住んだ時、どんな状態になっているんだろう…
広さと立地を考えると、これを見送ると次同じような物件が出てくるのかどうか不安でしたが、
それ以上に今すぐに買うほうが不安が大きかったので
「この物件が誰かに売れても、そこまで後悔はなさそう」という理由で
すぐに申し込むことはせず、引続き物件探しをすることに。
大規模修繕の履歴などの資料は、不動産屋から留守電で
「また改めてご連絡します!」と入っていたのに以降連絡がなくて結局資料は見ていないです。
見たところでよくわからなそうだし。
こちらもそんなに熱量がなかったので折り返し連絡しませんでした。
新築マンションだったら何度も連絡来たりするけど、中古はそんなもんなのかなー。
ちなみにこの物件を購入することはなかったのですが、
長いことSUUMOに出ていたので、なかなか売れなかったみたいです。