中古マンションを購入してリノベーションした記録をブログに綴っています。
我が家は、基本的には職人さんにおまかせスタイルでしたが、唯一DIY工事を行ったのが寝室と子供部屋の壁。
ビニルクロスに直接塗れる塗料を購入して夫婦2人で塗りました。
▼前回記事
クロスではなく塗り壁にした理由
DIYで仕上げたのは、節約のためが8割。
残りの2割は思い出づくりと『自分で塗ってみたかったから』という好奇心。
節約と言っても塗料の下地がクロス貼なので、クロス貼仕上げよりお金がかかります。
じゃあ何のために?!と思われるかもしれませんが、結露防止対策とアレルギー対策です。
寝室と子供部屋はフローリングが突板タイプで調湿性もないし、家族全員肌が弱めです。
少しでも効果がありそうな塗り壁にしたかったのです。
選んだ塗料と、悩んで決めた色
今回、選んだ塗料は『ひとりで塗れるもん!』という塗料。
ホームセンターのカインズホームやネットショップで販売されています。
クロスの上から塗れる塗料は様々ありますが、普通の塗装ではなく漆喰のように厚みがあって調湿機能があるタイプにしました。
「ひとりで塗れるもん(R)」は、DIYに適した室内用塗り壁材で、壁紙の上からそのまま自分で壁を塗ることができます。左官屋さんのようにコテを使って、材料を1mm~2mmの厚みで塗ればOK。
「ひとりで塗れるもん」は炭酸カルシウムを主成分とした自然素材系の材料です。従来の塗り壁材にあるような調湿機能を持ち、また、独自製法で塗り壁材特有の服に付く粉っぽさを取り除いた材料ですので、ウォークイン・クローゼットなどにもお使いいただけます。強度を保つために天然ミネラルファイバーやEVA樹脂が若干量含まれますが、EVA樹脂はベビー用玩具などにも使われている安全性の高い樹脂ですので、安心してお使いいただけます。
「ひとりで塗れるもん」は無機質で弱アルカリ性のため、カビにくくホコリもつきにくい特徴があります。
on the wall
『漆喰』や『珪藻土』ではないですが、素人でも塗りやすそうなのでこれに決めました。
事前に動画を見て予習するのもおすすめです。
漆喰と違って焼いていないので、一度硬化しても霧吹きで水をかければ取れるそう。
そのため、キッチンや脱衣室など水のかかる場所には適さないそう。
色の種類がたくさんあったので悩みました!
ベージュ系と迷った結果、無難にホワイトにしました。
天井が板張りなので、壁に色をつけるなら淡い色が良かったのですが、
扉は白で引き戸なので白以外の色にすると扉や枠が浮いてくるかなーと。
どうやらこの塗料、塗り重ねられるらしいので汚れが気になってきたら上から別の色を塗ってみようかと思っています。
塗料の他に用意した物
塗ったのは、2月下旬の3連休。
令和初の天皇誕生日という記念すべき日(?)に、子供を義実家に預けて臨みました。
塗装は、養生が超大事!!!!
現場監督さんが、事前にビニールテープのついたマスキングテープで床や天井を保護してくれていました。
でも養生用のラスカーと呼ばれるテープも準備していました。
塗料はネットショップで購入したので、
一緒にコテとパレットのような台も一緒に購入しました。
コテは一般的な形の大小、出隅用と呼ばれる壁の角を塗るコテの3本を買いました。
一度しか使わないのに3種類も買ったのですが、実際に塗ったあと思ったのは入隅用(部屋の四隅用)も買えばよかったという事。それと夫婦で塗ったので二人分買ってたらもっとスムーズでした。
変に節約してしまいました・・・
寒い中、施工開始
2月の下旬なので、室内とはいえとにかく寒い!!!
雪の降るような地域ではないし、暖冬と言われた年だったにも関わらず、エアコンもついていないし1日中過ごすには寒かったです。
その日は他の工事がしていなかったので、好きな音楽を流しながら作業しました。
トイレも使えないので、近くのスーパーへ…笑
1度塗りでは下地のクロスが見えてくる…
ここで後悔したポイントが!!
下地のクロスは、何でも良いと思ったのでクロス屋さんの倉庫に余っている壁紙になりました。
それで良いと言ったのは私。
でも、貼られたクロスがベージュ系の凹凸多めのクロス!
品番不明ですがこんな感じの表面でした▼
ひとりで塗れるもんは一度塗りで良いと書いてあったものの、
1日かけて厚めに1度塗りしたところ、下地のクロスの模様が浮き出てきていました…!!
うわわ。
この日、私は仕事あったので途中退散。
翌日に2度塗りすることに。
勝負の2日目
2日目も朝から望みましたが、夫も私もすでに筋肉痛。
特に夫は一人で丸一日塗り続けていて疲れていました。
塗料は1度塗の面積よりも多めに購入していたので買い足しせずに済みました。
塗るのがローラーではなくてコテなので、素人がなんとか補修しようとすると、余計にコテの跡がついて見た目が悪化したり、ひとりで塗れないもん!!!となりました。
でも霧吹きで水をかければ、前日に塗って固まりかけている部分のコテの跡も修正することは可能。
天然の漆喰は固まったら1面上から塗り重ねないと修正が効かないそうです。左官屋さんってすごいな・・・
特に大変だったのは、
マンションにつきものの梁の下や天井との境目のところ、部屋の四隅のところです。
慣れるまではボタボタ垂れてきて、靴も服も白い塊の汚れがついてしまったので汚れても良い格好にする必要があります。
ようやく完成した感想
良い思い出になりました!
ただ、仕上がり具合はプロが塗った漆喰と比べると雲泥の差だし、
寒いし筋肉痛だし・・ほんとうに大変でした。
塗りやすいと言われている塗料ですが、ローラーやハケで塗れるタイプの塗料と比べると難しかったです。
でも合計12畳弱の広さの部屋に44キロの重さの塗料を塗ったので、厚みもあるし調湿効果には期待できそうです。
その他、『うまくぬれーる』という漆喰もありました。
こちらもグレー系の色も何色かありました。
通常の漆喰は塗る前に粉と水を混ぜる必要があって難易度が高いのですが、
これはフタを開けてそのまま塗ることができるそう。
実際に感じたことは、
養生・道具の準備・着替えなどの服装の用意をしっかりすること!
あとは体力!天井はやめといて正解!(梁の下を塗るのも難しかったので)
ということです。
今回は白にしたけど、やっぱりいつかグレー系にしたいなーと思ってます!